焼肉ライクとはどんなフランチャイズ?
焼肉ライクは、株式会社ダイニングイノベーション(焼肉ライク運営)が展開する一人焼肉専門の外食チェーンです。2018年に新橋で1号店をオープンして以来、「一人一台の無煙ロースター」というスタイルで急速に店舗を拡大してきました。
運営元のプレスリリースによると、2024年8月時点で国内83店舗を展開し、2025年11月末には海外131店舗・国内76店舗の計200店舗規模での稼働が見込まれています。単身世帯の増加やコロナ禍を経た「個食」文化の定着を追い風に、成長を続けている業態です。
高回転・省人化の収益モデル
焼肉ライク最大の特徴は「焼肉ファストフード」というポジショニングです。工場でカットされた肉を店舗では「盛り付けるだけ」にすることで焼肉職人が不要となり、シンプルなオペレーションを実現。タッチパネル注文などのセルフ化により、客の平均滞在時間を約25分(通常の焼肉店の約1/4)に短縮し、1日最大十数回転という高回転を可能にしています。
この仕組みによりFL比率(食材費+人件費)を55%以下に抑え、輸入牛肉の価格高騰や人件費上昇が続く外食業界のなかでも高収益体制を維持している点が評価されています。
焼肉ライクの開業費用はいくら?
焼肉ライクの開業に必要な初期費用は、約4,300万〜5,000万円前後が目安です。無煙ロースターや換気設備など、焼肉業態ならではの設備投資が大きな比重を占めます。
以下は費用内訳のモデルです(焼肉ライクFC募集要項、フランチャイズサクセス等をもとに作成)。
焼肉業態は換気・排煙設備に加え、一人一台の無煙ロースターを客席分揃える必要があるため、他の飲食フランチャイズと比べて設備投資が高額になりやすい点に注意が必要です。物件の状態(居抜きかスケルトンか)によっても総額は大きく変動します。
ロイヤリティと月々のコストは?
焼肉ライクのロイヤリティは、FC募集要項によると毎月売上の5%です。売上に連動する定率制のため、売上が伸びれば負担額も増えますが、売上が落ち込んだ月は負担が軽くなるという特性があります。
月商1,200万円のモデルでは、ロイヤリティは月60万円程度。これに家賃、食材費、人件費、光熱費などのランニングコストが加わります。焼肉業態は光熱費(ガス・電気)や排煙設備の維持費が比較的大きい点も、収支計画に織り込んでおきましょう。
焼肉ライクの年収・収益モデルはどのくらい?
焼肉ライクの収益モデルは、複数のFC情報メディアによると以下のように示されています。
- 平均客単価:約1,200円〜1,500円
- 月間売上モデル:約1,100万〜1,200万円(好立地では月商1,500万円超。2024年5月には秋葉原店で月商2,022万円の実績も)
- 月間営業利益モデル:売上1,200万円の場合、食材費約480万円、人件費約252万円、家賃・ロイヤリティ・諸経費を差し引いて約200万円
- 年間営業利益目安:約1,450万〜2,400万円
ただし、これらはあくまでモデルケースであり、立地・回転率・人件費の抑制度合いによって実際の利益は大きく変わります。特に焼肉ライクは高回転を前提とした収益設計のため、来店客が想定を下回る立地では利益が大きく圧迫されるリスクがあります。オーナーが複数店舗を運営することで、より大きな収益を目指す形が一般的です。
他ブランドとの位置づけを比較してみましょう。