カーブスの事業規模と最新実績
カーブスは1992年にアメリカで誕生し、日本では2005年に本格展開が始まった女性専用のサーキットトレーニング型フィットネスです。プールや大型マシンを持たず、30分で有酸素運動・筋力トレーニング・ストレッチを完結できる手軽さが特徴です。
株式会社カーブスホールディングスの発表によると、国内会員数は約91.5万人(2025年10月末時点)に達し過去最高を更新。国内店舗数も2,001店舗(2025年11月時点)と再び2,000店舗の大台を突破しました。
業績面でも、2025年8月期連結決算では売上高375.6億円(前年同期比5.9%増)、営業利益63.4億円(同16.2%増)と過去最高益を記録。FC店を含めたチェーン全体の末端売上高は856億円に達しています。2026年8月期は売上高413億円を見込むなど、成長軌道を維持しています。
※上記の会員数・店舗数・業績はいずれもカーブスホールディングスのIR資料に基づく公表値です。
なぜカーブスは安定経営できるのか
カーブスFCの最大の強みは「圧倒的な会員継続率」です。カーブスHDの決算説明資料によれば、月次退会率はわずか2.07%、つまり月間で約97%の会員が継続しています。これは低価格・無人型ジムでは実現しにくい水準であり、スタッフ常駐によるコミュニケーションと、中高年女性が「健康のために通う」という強い動機が背景にあります。
さらに収益を支えるのが物販です。自社開発プロテインなどの会員向け物販売上は2025年8月期に過去最高の230億円を記録。月額会費(6,000〜7,000円台)に加え、物販がオーナーの客単価を押し上げる重要な収益源となっています。
業界トレンド:小規模特化型が成長を牽引
帝国データバンクの業界動向調査によると、プールやスタジオを抱える大型総合フィットネスが苦戦する一方、カーブスのような小規模型や無人24時間型への業態シフトが業界成長を牽引しています。
また、フィットネスクラブ全体の売上動向は、経済産業省『特定サービス産業動態統計調査』で継続的に追うことができます。同統計ではフィットネスクラブが調査対象業種として区分されており、コロナ禍後の回復基調が確認できます。健康志向の高まりと高齢化対応ニーズを背景に、業界は底堅く推移していると言えるでしょう。フィットネスFCの将来性についてはフィットネスジムFCの将来性・成長性2026もあわせて参考にしてください。
競合ブランドとの比較
フィットネスFCはターゲットとビジネスモデルによって明確に棲み分けが進んでいます。カーブスは「女性・中高年層×スタッフ常駐」という独自ポジションを築いており、以下のように競合と比較できます。