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買取フランチャイズの古物商許可は必要?取得方法・費用・欠格事由の完全ガイド【2026年版】

取得手順・法定手数料・注意点を徹底解説

買取フランチャイズに古物商許可は必要か?

買取フランチャイズを始めたいが、古物商許可は必要なのか?」——これは開業を検討する多くの人が最初にぶつかる疑問です。結論から言えば、中古品(古物)を買い取って販売・転売するビジネスを行う以上、古物商許可の取得は原則必須です。無許可営業は古物営業法違反となり、罰則の対象になります。

リユース市場は拡大を続けており、リサイクル通信の調査では2024年のリユース市場規模は3兆2,628億円(前年比4.5%増・15年連続拡大)、2030年には4兆円規模に達すると予測されています。この成長市場に参入するには、正しい許可取得が第一歩です。本記事では、取得方法・費用・欠格事由・注意点を2026年の最新情報で解説します。

この記事のポイント

  • 買取フランチャイズは原則として古物商許可の取得が必須
  • 申請先は管轄警察署の生活安全課、法定手数料は19,000円
  • 交付までの期間は約40日、開業の2〜3か月前から準備を
  • 欠格事由・営業所要件・管理者選任を事前に確認する

注意点

  • 無許可での古物営業は古物営業法違反となり罰則の対象
  • 欠格事由に該当すると許可が下りず開業できないため加盟前に確認を
  • ブランド固有の加盟条件は変動するため本部への直接確認が必須

古物商許可とは?なぜ買取ビジネスに必要なのか

古物商許可は、古物営業法に基づいて中古品(古物)を売買・交換する事業者に義務付けられた許可です。ここでいう「古物」とは、一度使用された物品、または使用のために取引された未使用品(新品でも一度消費者の手に渡ったもの)を指します。ブランド品、貴金属、家電、書籍、トレーディングカードなど、買取店が扱う商材のほとんどが該当します。

古物営業法が許可を求める背景には、盗品の流通防止という目的があります。買取ビジネスは盗品が持ち込まれるリスクを内包するため、本人確認や取引記録の管理が法律で義務付けられているのです。

警察庁の「古物営業・質屋営業の概況」によると、古物商許可の件数は近年増加を続けており、直近では50万件を超える水準で推移しています。フリマアプリの普及などを背景に、リユース事業への参入が広がっていることを裏付ける動きです。

許可が不要になるケースは限定的

自分の不用品を売る(フリマアプリなど)だけであれば許可は不要ですが、「営利目的で反復継続して中古品を仕入れて売る」買取フランチャイズでは、ほぼ確実に許可が必要になります。曖昧な場合は必ず管轄警察署の生活安全課に確認しましょう。

古物商許可の取得方法と手順は?

古物商許可の申請先は、主たる営業所を管轄する警察署の生活安全課(防犯係)です。個人でも法人でも申請できます。フランチャイズ本部によっては申請サポートや行政書士の紹介を行っているケースもあります。

以下の手順で進めましょう。

手順ガイド

1

欠格事由・要件の自己確認

古物営業法第4条の欠格事由に自分や管理者候補が該当しないかを確認します。破産・前科・暴力団関係などがないかを事前チェックすることで、申請後の不許可リスクを避けられます。

2

営業所(店舗・事務所)の確定

古物営業を行う営業所を決めます。賃貸物件の場合は使用目的が事業用であることを確認し、必要に応じて貸主から使用承諾書を取得しておきます。

3

必要書類の収集

住民票(本籍記載)、身分証明書、略歴書、誓約書などを準備します。身分証明書は本籍地の市区町村役場で取得する破産・後見登記の有無を証明する書類です。

4

管轄警察署へ事前相談

主たる営業所を管轄する警察署の生活安全課(防犯係)に事前相談します。自治体ごとに追加書類が求められることがあるため、事前確認が申請をスムーズにします。

5

申請書の提出と手数料の納付

所定の許可申請書に必要書類を添えて提出し、法定手数料19,000円を窓口で納付します。手数料は不許可でも返金されない点に注意してください。

6

審査・許可証の受領

書類受理から約40日で審査が完了し、問題がなければ許可証が交付されます。許可番号を受け取ったら営業を開始できます。

7

標識の掲示と台帳の準備

営業所の見やすい場所に古物商標識を掲示し、取引を記録する古物台帳を準備します。本人確認や帳簿記録の運用体制を整えて開業します。

交付までの期間は、書類受理から約40日(土日祝を除く)が標準的な目安です。開業日から逆算して、余裕をもって2〜3か月前には申請準備を始めるのが安全です。

必要書類の一覧

個人申請の場合、一般的に以下の書類が必要です(自治体により多少異なります)。

書類概要取得先
許可申請書所定様式警察署・警察庁サイト
略歴書過去5年間の経歴本人作成
住民票の写し本籍記載・省略なし市区町村役場
誓約書欠格事由に該当しない旨所定様式
身分証明書破産等の有無を証明本籍地の市区町村
営業所の賃貸借契約書写し等使用権原の確認本人

身分証明書は運転免許証などではなく、本籍地の役所が発行する「破産・後見登記の有無を証明する書類」を指す点に注意してください。

古物商許可の取得費用はいくら?

古物商許可の申請費用(法定手数料)は、警視庁の案内によると19,000円です。これは許可の可否にかかわらず、申請時に警察署の窓口で支払う手数料で、不許可になっても返金されません。

行政書士に申請代行を依頼する場合は、別途数万円(相場3〜6万円程度)の代行費用が加算されます。書類収集や役所訪問の手間を省きたい場合や、法人設立と同時に進めたい場合には検討する価値があります。

費用項目金額の目安備考
法定手数料19,000円全国一律・不許可でも返金なし
住民票・身分証明書等数百〜千円程度書類取得の実費
行政書士代行費用3〜6万円程度依頼する場合のみ

フランチャイズ全体の初期投資と比べれば許可費用は小さな部分ですが、開業スケジュール管理の観点では重要な工程です。

注意すべき欠格事由とは?

古物営業法第4条には「欠格事由」が定められており、これに該当する人は古物商許可を取得できません。フランチャイズ加盟前に、自分や管理者候補が該当しないかを必ず確認してください。

主な欠格事由は以下のとおりです。

  • 破産手続開始の決定を受けて復権を得ていない者
  • 禁錮以上の刑、または窃盗などの特定の罪で罰金刑を受け、その執行が終わってから5年を経過しない者
  • 暴力団員、または暴力団員でなくなってから5年を経過しない者
  • 住居の定まらない者
  • 古物営業の許可を取り消されてから5年を経過しない者
  • 未成年者(一定の例外を除く)

これらに該当すると許可が下りず、フランチャイズ契約後に開業できないという最悪のケースになりかねません。加盟契約を結ぶ前段階で自己確認しておくことが重要です。

チェックリスト

破産手続開始の決定を受け復権を得ていない状態でないか

復権していない場合は欠格事由に該当します。

禁錮以上または窃盗等の罰金刑から5年以上経過しているか

執行終了から5年未満は許可が下りません。

暴力団関係でないことを確認したか

暴力団員でなくなってから5年経過が必要です。

営業所の使用権原(契約・承諾書)を確認したか

居住用契約の場合は使用承諾書が必要になることがあります。

常勤の管理者を1名選任できるか

営業所ごとに管理者の設置が義務付けられています。

住民票・身分証明書など必要書類を揃えたか

身分証明書は本籍地の役所で取得します。

開業日から逆算して2〜3か月の余裕があるか

交付まで約40日かかるため早めの申請が安全です。

フランチャイズ本部の申請サポート有無を確認したか

本部が代行や行政書士紹介をする場合があります。

営業所と管理者に関する要件

古物商許可では、営業所ごとに常勤の「管理者」を1名選任する必要があります。管理者は営業所に常勤して古物取引を適正に管理する責任者で、オーナー自身がなることも可能です。ただし他の営業所の管理者との兼任は原則できません。

また、賃貸物件を営業所とする場合は、使用目的が「事業用(営業所として使用可)」であることが求められます。契約書の使用目的が「居住用」になっている場合、貸主からの「使用承諾書」の提出を警察署から求められるケースがあります。バーチャルオフィスや実態のない住所は営業所として認められないことが多いため、物件選定の段階で注意が必要です。

近年はハッピーカーズのように店舗を持たず自宅や無店舗から始める出張買取特化型のモデルも増えていますが、この場合も自宅が営業所として要件を満たすか確認が必要です。

買取フランチャイズ主要ブランドの比較

古物商許可の取得は共通ですが、フランチャイズ本部によって初期投資・ロイヤリティ・ビジネスモデルは大きく異なります。代表的なブランドを比較します。

買取大吉

国内トップクラスの店舗数を誇る買取専門FC。AI査定と実地訪問サポートが強み。

おすすめポイント

  • 約2,000店舗(直営+FC・2026年6月)
  • 開業後の実地サポートが手厚い
  • AI査定で未経験でも安心
店舗数約2,000店舗(2026年6月時点)
モデル店舗型・在庫リスク低
加盟条件個人・未経験可(費用は資料請求後開示)
詳しく見る
おたからや

圧倒的な認知度と集客力。買取品を本部に売却し在庫を抱えない仕組み。

おすすめポイント

  • 約1,960店舗(2026年8月)
  • 高いブランド認知度
  • 在庫ゼロモデル
店舗数約1,960店舗(2026年8月)
モデル店舗型・在庫ゼロ
加盟条件単独店舗の個人加盟制限あり(2026時点)
詳しく見る
ハッピーカーズ

店舗を持たず自宅・無店舗から始められる車(中古車)買取特化型。ロイヤリティ無料・月会費制で低コスト。

おすすめポイント

  • 無店舗・1人開業が可能
  • ロイヤリティ無料(月会費制)
  • 未経験・副業からも参入可
店舗数全国約140拠点
モデル無店舗・出張型(車買取)
加盟条件個人・未経験可
詳しく見る

買取業界では「在庫ゼロ・省スペース」モデルが定着しており、買い取った商品を本部に即売却できる仕組みや、AI査定・本部鑑定士のリアルタイムサポートによって未経験でも参入しやすくなっています。一方で、店舗数の多い大手では、エリア内競合を避けるドミナント戦略や、単独店舗での個人加盟を制限する動きも見られます。加盟前に各本部の最新の募集状況を必ず確認しましょう。

より詳しい収益構造やモデル比較は買取フランチャイズ おすすめ比較もあわせてご覧ください。なお、加盟金やロイヤリティなどブランド固有の条件は変動するため、確定情報は各本部への直接問い合わせで確認してください。

開業後に守るべき義務

古物商許可を取得したら終わりではなく、営業中も以下の義務を守る必要があります。

  • 本人確認義務: 一定金額以上の取引時に相手方の氏名・住所・職業・年齢を確認する
  • 帳簿(古物台帳)の記録・保存: 取引内容を記録し、原則3年間保存する
  • 標識(プレート)の掲示: 営業所の見やすい場所に古物商標識を掲げる
  • 変更届の提出: 営業所や管理者、氏名などに変更があった場合は警察署へ届出

これらを怠ると指導や許可取消しの対象となる可能性があります。フランチャイズ本部の多くはこうした法令遵守に関するマニュアルや研修を用意しているため、サポート体制も加盟判断の重要なポイントになります。

まとめ:許可取得は開業の土台、早めの準備を

買取フランチャイズを開業するには、原則として古物商許可(法定手数料19,000円)の取得が必須です。申請は管轄警察署の生活安全課に行い、交付まで約40日かかります。欠格事由に該当しないか、営業所や管理者の要件を満たすかを事前に確認することが、スムーズな開業のカギです。

リユース市場は2030年に4兆円規模へ成長が見込まれる有望分野ですが、参入者の増加で競争も激化しています。許可取得という法的土台を固めたうえで、本部のサポート体制・ロイヤリティ・エリア戦略を比較し、自分に合ったフランチャイズを選びましょう。加盟前には必ず本部から最新の契約条件を取り寄せ、複数社を比較検討することをおすすめします。

よくある質問

A

中古品を営利目的で反復継続して仕入れ、販売・転売するビジネスであるため、原則として古物商許可が必要です。無許可での古物営業は古物営業法違反となり、罰則の対象となります。判断に迷う場合は管轄警察署の生活安全課に確認してください。

A

警察署の窓口で支払う法定手数料は全国一律で19,000円です。不許可の場合でも返金されません。行政書士に申請代行を依頼する場合は、別途3〜6万円程度の代行費用が加算されるのが一般的です。

A

書類が受理されてから交付まで、標準的に約40日(土日祝を除く)かかります。開業日から逆算して2〜3か月前には書類収集や申請準備を始めておくと安心です。

A

はい、無店舗でも中古品を買い取って販売する場合は古物商許可が必要です。この場合は自宅が営業所として要件を満たすか、賃貸なら使用目的が事業用であるかを確認する必要があります。

A

窃盗などの特定の罪や禁錮以上の刑を受け、その執行終了から5年を経過していない場合は欠格事由に該当し取得できません。一方で対象外の軽微な違反や5年経過後は取得できる可能性があります。詳細は管轄警察署に確認してください。

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参考文献・出典

  1. 令和5年における古物営業・質屋営業の概況(生活安全の確保に関する統計等)警察庁(2024年)
  2. 古物商許可申請について警視庁(2025年)
  3. リユース市場規模調査等の各種報告書環境省(2025年)
  4. フランチャイズチェーン統計調査一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)(2024年)

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買取フランチャイズ古物商許可開業ガイドリユース市場

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この記事の執筆者

フランチャイズコンパスの編集部です。フランチャイズ本部の公表資料・一次情報をもとに、開業資金・ロイヤリティ・契約条件・サポート体制を中立的な視点で調査・比較し、独立開業を検討する個人の意思決定に役立つ情報を発信しています。掲載する数値・条件は確認済みの情報のみを扱い、不明な項目は空欄のまま残す方針です。運営は株式会社プレスエー。

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