買取フランチャイズの市場環境を数字で確認する
リユース業界専門紙「リユース経済新聞」の推計によると、2025年の国内リユース市場規模は3兆4,636億円(前年比+6.2%)で、2009年以降16年連続の拡大となりました。同紙は2030年に4兆円、2040年に5兆円という中期の見通し(同紙による推計であり、実績値ではありません)も示しています。

品目別では、ブランド品が前年比+16.9%の4,943億円、玩具・模型が+16.0%の3,223億円、携帯電話・スマートフォンが+13.7%の1,204億円で、相場上昇と訪日客の需要を受けやすい分野の伸びが目立ちます。
フランチャイズ側の統計でも同じ方向が出ています。日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の「2024年度JFAフランチャイズチェーン統計調査」では、小売業全体が売上高+3.4%・店舗数+1.7%であるのに対し、業種内訳の「リユース・中古品小売」は店舗数+9.6%・売上高+11.0%と、小売業の平均を上回って伸びています。JFAは要因として貴金属の現金化と、訪日客による中古ブランド品の需要を挙げています。
一方で、買取事業の粗利は相場に左右されます。金やプラチナの相場が反落すれば仕入れ単価と再販価格の双方が動きますし、2026年11月からは免税制度がリファンド方式へ切り替わるため、訪日客向けの販売を見込む場合は影響を確認しておく必要があります。開業資金の計画では、相場が想定どおりに動かない期間の運転資金まで織り込んでおきましょう。






