3社の公式サイトで確認できた内容
※「公式に記載なし」は、2026年10月2日時点で各社の公式サイトに記載が見つからなかったという意味です。条件が存在しないという意味ではありません。金額や詳細な条件は各社に直接お問い合わせください。
ハードオフ:3社の中で公式が加盟条件を公開している
公式に書かれている加盟条件
ハードオフコーポレーションの公式FC加盟募集ページには、加盟条件として「法人組織であること」と記載されています。個人では加盟できません。契約期間は「5年間(以降は2年毎に自動更新)」、募集地区は「出店数の少ないエリア」と記載されています。
新業態として「ハードオフ 工具館」「オフハウス アウトドア&スポーツ」が案内されています。問い合わせ先は同社FC店舗運営部(0254-24-4344/受付10:00〜18:00・年中無休)です。
一方で、加盟金・開業資金・ロイヤリティの金額は公式FC加盟募集ページに記載がありません。他のサイトで見かける「約1,500万〜3,000万円」「ロイヤリティ2%」といった数字は、2026年10月2日時点の公式サイトでは確認できませんでした。資金計画は、本部から提示を受けた金額で立ててください。
公開されている業績
同社の2026年3月期決算短信では、売上高39,276,974千円に対し売上総利益26,790,226千円で、売上総利益率は68.2%(前期68.6%)です。販売費及び一般管理費23,402,927千円を差し引いた営業利益は3,387,298千円で、「30期連続増収」と記載されています。なお同期は、第3四半期よりエコノス(69店舗)が連結に加わっています。
店舗数は、公式の月次売上高・出店状況によると2026年8月末で直営568店・FC535店の合計1,103店です。
売上総利益率が高いのは、仕入れ先が一般消費者であるリユース業の特性によるものです。ただしこれは上場企業である本部の連結値であり、加盟店1店舗の利益率を示すものではありません。
セカンドストリート:運営会社と店舗数は公開、加盟窓口は確認できず
セカンドストリートは、株式会社セカンドリテイリング(旧:株式会社ゲオホールディングス)が運営する総合リユースチェーンです。公式サイトには「全国950店舗以上」「2035年度までに国内1,500店舗体制」「9つの店舗タイプ」と記載されています。
同社の会社概要によると、設立は1989年1月、本社は名古屋市中区富士見町8-8、資本金は93億17百万円、東京証券取引所プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場に上場、従業員数7,249名、グループ店舗数2,274店、連結売上高4,812億円です。
ただし2026年10月2日時点で、公式サイトにFC加盟募集の窓口を確認できませんでした。加盟を検討する場合は、同社へ直接問い合わせて募集の有無から確認する必要があります。
ゲオ:公式に「現在FC/代理店募集を行っておりません」と記載
ゲオも株式会社セカンドリテイリングのブランドです。公式サイトには「ゲオ 約900店舗」「ゲオモバイル 800以上」と記載されています。
ただし公式のFC加盟・代理店パートナーお申し込みページには、「現在FC/代理店募集を行っておりません」と明記されています。2026年10月2日時点では、新規の加盟検討先としては選択肢に入りません。
加盟前に確認すること
古物商許可が必要
中古品の売買には、都道府県公安委員会の古物商許可が必要です。警視庁のサイトによると、申請手数料は19,000円です。また「古物商は、営業所ごとに、当該営業所に係る業務を適正に実施するための責任者として、管理者1人を選任しなければなりません。(古物営業法第13条第1項)」と記載されています。複数の拠点を持つ場合は、拠点ごとに管理者が必要です。
金額は法定開示書面で確認する
本記事で扱った3社は、いずれも開業資金とロイヤリティの金額を公式サイトに記載していません。検討を進める際は、本部から交付される法定開示書面で、加盟に必要な金銭や契約の解除条件などを確認してください。確認すべき項目はフランチャイズ契約書チェックの10ポイントで解説しています。
在庫が資金を固定する
リユース業は、買い取った在庫を売って初めて現金になります。売れ残った在庫は資金を固定します。店舗型の場合は内外装費や保証金に加えて、この買取資金が必要です。開業1年目の収支も参考に、資金繰りを試算してください。