ロイヤリティは会員数に応じたランク制
公式の募集要項ページに掲載されている図「会員数別月収・年収例」には、会員数ごとのロイヤリティ率が明記されています。図中には「会員数増により、配分がアップ!」という注記があり、会員が増えるほど本部の取り分が下がる設計です。
もう一枚の図「収入について」では、この仕組みが「ロイヤリティ/売上によるランク制が適用されます」と説明されています。また先生の仕事を解説するページにも、教室運営の業務として「会員の入退会の手続きや月謝回収、ロイヤリティの納入などがあります」と書かれています。
つまり指導者が会員から月謝を集め、そこからランク制のロイヤリティを本部へ納める仕組みです。
ロイヤリティ以外に毎月かかる費用がある
見落としやすいのがここです。公式の「収入について」の図は、収入の計算を次の構造で示しています。
プロモーション費とICTサービス利用料は「毎月課金」と明記されていますが、金額は公表されていません。 ロイヤリティ率だけを見て負担を判断すると実態とずれるため、説明会で必ず金額を確認してください。なおプロモーション費は開室から6か月間は免除されると記載されています。
公式の月収・年収例は「経費を引く前」の金額
同じ図には、会員数別の月収と年収の例も掲載されています。ただしここには重要な注意点があります。図のラベルは「算数・国語・英語月収(税込み)」としか書かれておらず、経費を差し引いた後かどうかが明記されていません。
そこで当編集部で検算しました。公式の年収例をロイヤリティ率で逆算すると、会員1人あたりの月額売上は次のようになります。
会員1人あたりの月額が全ての行で14,520円ちょうどに揃います(掲載されている7行すべてで計算し、ばらつきは0円でした)。
これは、公式の月収・年収例が「会員1人あたり月額14,520円 × 会員数 × (1−ロイヤリティ率)」で計算されていることを意味します。つまり会員募集費・プロモーション費・ICTサービス利用料・貸会場費などの経費を差し引く前の金額です。
〈この逆算は当編集部による計算で、公式がこの計算式を示しているわけではありません。ただし7行すべてが誤差0円で一致するため、計算の構造としては確度が高いと考えています〉
手元に残る金額を知りたい場合は、この数字から経費を引く必要があります。説明会では「この月収例は経費控除前ですか」「プロモーション費とICTサービス利用料は月いくらですか」の2点を確認するのが最も確実です。
初期費用はいくら? 公式の記載を正確に読む
ここは情報が錯綜しやすい部分です。結論から書くと、個人が先生として開室する場合の初期費用は、公式の個人向け募集ページには記載がありません。
よく引用される「認可料55,000円(税込)」は、公式の法人向けページ(教室の併設・会場提供)のFAQに記載されている金額です。原文は次のとおりです。
算数・国語コース設置の場合、最初に認可料55,000円(税込み)がかかります。他には、教室備品代、会員募集費などが発生する場合があります。
※ 会場提供の場合は認可料や会員募集費は不要です。
この記載は「既存の事業に学研教室を併設する事業者」向けのページにあります。個人向けの募集要項、スタート支援制度、バックアップ体制、開室までの流れの4ページを走査しましたが、初期費用の金額に関する記載はありませんでした(2026-09-29確認)。
当サイトでは投資サマリーにこの55,000円を掲載していますが、個人開室でも同額とは公式に書かれていないため、必ず説明会で確認してください。
スタート支援制度で初期負担が相殺される場合がある
公式にはスタート支援制度があり、次の3つを組み合わせて支援されます。
A+B+Cを組み合わせて最大110,000円分(算数・国語・英語の認可の場合)、算数・国語の認可の場合は最大77,000円とされています。いずれも適用には条件があり、金額は消費税率10%時のものと注記されています。
自宅ではなく貸会場で開室する場合は、会場費(上限50,000円)の半額を6か月間支援する制度があり、開室から6か月の基準に達した場合はさらに6か月延長されると記載されています。