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基礎知識13分で読める

明光義塾フランチャイズの開業資金と収支モデルを公式資料で検証|本部への支払いは売上の12.3%

公式に「加盟金」という項目は無い。開業プラン750万円の内訳、年間収支モデルが前提にしている生徒数、本部への支払いの総額、そしてIR実績との照合までを一次情報だけで確認する

この記事で確認したこと

明光義塾のフランチャイズについて、本部の公式FC募集サイトとIR資料に実際に書かれていることだけを拾い、金額は当編集部ですべて検算した。結論を先に書く。

  • 公式の開業プランに「加盟金」という費目は存在しない。費目は6つで、合計750万円(税別)
  • 本部に払うのはロイヤルティ10%だけではない。テレビCM等協力金と情報システム料を足すと、公式の年間収支モデルに対して12.29%
  • その年間収支モデルは、情報システム料から逆算すると生徒ちょうど50名を前提にした数字
  • モデルの「売上-経費-本部への支払=5,874,242円」には、教室長の給与と福利厚生費が入っていない(公式注記)
  • 教室数は1,705 → 1,660 → 1,631と減少が続いている(最新は2026年5月31日時点)

公式資料で確認できたこと

  • 公式の開業プランに「加盟金」という費目は存在しない。費目は初期サポート費用150万円・研修費150万円・什器備品200万円・内装看板200万円・チラシ/WEB広告30万円・講師採用20万円の6つで、合計750万円(税別)
  • 本部へ払うのはロイヤルティ10%だけではない。テレビCM等協力金(月15,000円)と情報システム料(生徒1人あたり月476円)を足すと、公式の年間収支モデルに対して12.29%にあたる2,499,591円
  • 情報システム料285,600円を単価476円×12か月で割るとちょうど50.00名。公式の年間収支モデルは生徒50名を前提に組まれた数字である(当編集部の逆算)
  • モデルの「売上-経費-本部への支払=5,874,242円」に教室長給与と福利厚生費は含まれていないと公式が注記している
  • 教室数は直営472+フランチャイズ1,159=合計1,631教室(2026年5月31日時点)。1,705→1,660→1,631と減少が続いている

検討前に押さえておきたい注意点

  • 公式FAQは「サイドビジネスとして行うにはあまりにもご負担が大きい」「専業とご理解ください」と明記している。副業前提では加盟できない
  • 年間収支モデルの元データは2017年9月〜2018年8月の直営教室。公式自身が「加盟契約上保証されるものではありません」と注記している
  • 750万円には物件契約費用と、損益分岐点に達するまでの運転資金が含まれていない(公式注記)
  • 加盟金・契約期間・中途解約条項は公式サイトに記載が無い。法定開示書面で確認するしかない

「加盟金0円」という説明の根拠が公式に見当たらない

明光義塾のフランチャイズを紹介する記事の多くが「加盟金0円」と書いている。当サイトも以前はそう書いていた。しかし公式の情報を当たり直したところ、公式のどのページにも「加盟金」という語が出てこない。

公式のFC募集サイトにある開業資金のページに並んでいるのは、次の6費目だけである。

費目金額(税別)公式の注記
初期サポート費用1,500,000円—
研修費1,500,000円—
什器・備品一式2,000,000円物件により変動
内装・看板工事費2,000,000円物件により変動
チラシ・WEB広告費300,000円—
講師採用費200,000円—
合計7,500,000円物件契約費用と運転資金は別途必要

「加盟金0円」と書くことと、「加盟金という費目が公式の開業プランに載っていない」ことは、意味が違う。前者は本部が加盟金を取らないと断定しているが、公式はそれを言っていない。実際、同じ個別指導塾の個別指導Axisは公式の内訳に「加盟金150万円」をはっきり書いている。書いているところは書く。明光義塾は書いていない。

当編集部が確認した範囲では、公式のよくあるご質問(全17問)にも「加盟金」「ロイヤルティ」という語は1回も出てこない。一方で同じページには「教室」が14回出てくるので、ページの中身自体はきちんと取得できている。加盟金については「0円」ではなく「公式に記載が無いので法定開示書面で確認するしかない」が正確な説明になる。

法定開示書面に何が書かれているかは「フランチャイズ契約書の読み方ガイド」と「フランチャイズ契約チェックリスト10項目」で整理している。

本部に払うのはロイヤルティ10%だけではない

公式は年間収支モデルの下に、次の注記を置いている。

ロイヤルティは授業料売上、講習費売上、維持費売上の10%です。情報システム料は月額生徒1人当たり476円、テレビCM等協力金は月額15,000円です(全て消費税別)

ここから分かることが2つある。

1つめ。ロイヤルティの対象は売上全部ではない。 授業料・講習費・維持費の3つが対象で、教材売上とテスト売上は対象外である。「売上の10%」とだけ書くと、対象外の売上まで課金されるように読めてしまう。

2つめ。ロイヤルティのほかに2つの固定的な負担がある。 公式の年間収支モデルに実際に計上されている金額を並べると、本部への支払いは次のようになる。

本部への支払い年額内訳の根拠
ロイヤルティ2,033,991円モデル売上20,339,917円のちょうど10%
テレビCM等協力金180,000円月15,000円 × 12か月
情報システム料285,600円生徒1人あたり月476円 × 12か月 × 生徒数
合計2,499,591円モデル売上の12.29%

2,499,591 ÷ 20,339,917 = 12.29%。ロイヤルティだけを見て「10%」と考えると、本部への支払いを2割以上少なく見積もることになる。業種別のロイヤルティ相場と比べるときは、この3つを足した数字で比べたほうがいい。

公式の年間収支モデルは「生徒ちょうど50名」が前提

公式が掲載している年間収支モデルは次のとおり。金額はすべて公式の表に載っている数字である。

項目金額
売上(授業料13,352,008+講習料5,296,042+維持費1,691,867)20,339,917円
経費(講師給与・家賃・広告費・保険料など14費目)11,966,084円
本部への支払い2,499,591円
売上 - 経費 - 本部への支払5,874,242円

公式はこのモデルの元データについて「既存の直営教室のデータ(2017年9月〜2018年8月までの期間で、年間平均在籍生徒数が50名台の教室をランダムに抽出)を基に作成したもの」と書いている。ただし何名で計算したのかは書いていない。

ここは逆算できる。情報システム料は「月額生徒1人当たり476円」と公式が明記していて、モデルの計上額は285,600円である。

285,600 ÷ 476 ÷ 12 = 50.00

端数なくちょうど50名になる。つまりこのモデルは生徒50名の教室を想定した数字である(当編集部による逆算)。公式は別の箇所で「2018年8月末時点での明光義塾の全国平均生徒数は57.35名です」とも書いているので、モデルは全国平均よりやや小さい教室を描いていることになる。自分の事業計画を何名で引くかによって、この表はそのままでは使えない。

5,874,242円は手取りではない

公式はモデルの注記で、はっきりこう書いている。

教室長給与・福利厚生費はモデル収支に含まれておりません

そして公式のよくあるご質問は、オーナーの役割をこう説明している。

オーナーには、日々の教室運営を行う教室長という役割を担っていただき、生徒への学習指導は教室で雇用した講師が行います

この2つを合わせると、5,874,242円の意味がはっきりする。オーナー自身が教室長を務めるなら、この5,874,242円が実質的なオーナー報酬にあたる。教室長を雇うなら、ここからその人件費を引く。 開業1年目の収支を考えるときに最も誤解しやすい部分なので、「営業利益」や「年収」として読まないほうがいい。

公式はさらに、講師給与について「都道府県毎に毎年改定される最低賃金以上でなければならず、また、授業前後に業務を行わせた場合にはその給与も発生するため、実際の講師給与は上記数値より多くなることがあります」と注記している。モデルの講師給与4,873,210円は下振れしない側の数字ではない。

IRの実績と照らすと、モデル売上は実績平均の103.8%

このモデルが現実離れしていないかどうかは、同じ会社のIR資料で検算できる。2025年8月期決算短信の参考情報に、フランチャイズ教室の末端売上高と教室数が載っている。

  • フランチャイズ教室末端売上高:23,191百万円
  • フランチャイズ教室数(2025年8月31日時点):1,184教室

23,191百万円 ÷ 1,184教室 = 1教室あたり約1,959万円

モデルの売上20,339,917円は、この実績平均の 103.8% にあたる。モデルが実績からかけ離れた数字ではないことが確認できる。

比較できる理由も書いておく。決算短信の注記は「明光義塾教室末端売上高合計は、直営教室の授業料、教材費、テスト料等の全売上高と、フランチャイズ教室の授業料等の売上高を合計したものであり、フランチャイズ教室の教材費、テスト料等の売上高は含んでおりません」としている。モデルの売上も授業料・講習料・維持費だけなので、範囲がおおむね揃う。

ただし、これは期末の教室数で割った単純平均である。開校直後の教室も含まれているし、都市部と地方の差も均されている。自分が出す教室の数字ではない。

なお1教室あたりの在籍生徒数も計算できる。2025年8月期末はフランチャイズ65,561名 ÷ 1,184教室 = 55.37名。前の期は64,092名 ÷ 1,216教室 = 52.71名だったので、1教室あたりの生徒数は増えている。末端売上高で見ても1,838万円 → 1,959万円である。

教室数は減り続けている — 1,705 → 1,660 → 1,631

「全国約1,700教室」と書いている情報が多いが、直近の開示はもっと少ない。IR資料の参考情報を期末ごとに並べると次のようになる。

時点直営フランチャイズ合計
2024年8月31日4891,2161,705
2025年8月31日4761,1841,660
2026年5月31日4721,1591,631

2年弱で74教室減っている。直営も489→472と減っているので、「フランチャイズを直営化した結果」では説明がつかない。本部が減少の理由をどう説明しているかは、当編集部が確認した範囲では決算短信の参考情報からは読み取れなかった。ここは推測せず、事実として「減っている」とだけ書いておく。

一方で、フランチャイズ教室の在籍生徒数は64,092名→65,561名と増えている。教室の数は減り、1教室あたりの生徒数は増えているというのが実際の姿である。

構成比で見ると、1,631教室のうちフランチャイズが1,159教室で約71%。明光義塾という看板の大半はフランチャイズのオーナーが支えている。出店を考えるときは、希望エリアに既に明光義塾があるかどうかを公式サイトの教室検索で自分で数えたほうがいい。

「個別指導No.1」の出典と、その基準日

明光義塾は「個別指導No.1」を掲げている。この根拠は消費者向け公式サイトの「数字が語る明光の実績や実態」に注記として書かれていて、(株)日本能率協会総合研究所2024年4月調べである。教室数と生徒数については、さらに2024年1月時点の数字であることも注記されている。

注意したいのは基準日である。この調べの基準は2024年1月〜4月のもので、本記事が参照している教室数(2026年5月31日時点・1,631教室)はそれより1年以上あとの数字にあたる。日本能率協会総合研究所の調査結果そのものを疑う材料は無いが、その順位をもって教室数も増えていると読むことはできない。実際、同じ期間に教室数は減っている。

なお、FC募集サイト側にも「生徒数・教室数ともに業界No.1です」という記述はあるが、こちらには出典の記載が無い。出典まで確認したい場合は消費者向け公式サイトの該当ページを見るとよい。

通期(2026年8月期)の決算短信は2026-10-03時点で未開示のため、本記事の最新値は第3四半期(2026年5月31日時点)のものである。

加盟条件として公式が明示していること

公式のよくあるご質問から、加盟を検討するうえで効く記述を原文のまま挙げる。

未経験でも可。資格も不要。

現在加盟されているオーナーの約5割の方が、未経験で始められました。資格も必要ありません。

年齢制限は無い。

特に年齢制限はございませんので、ご安心ください。

副業は不可。専業が前提。

誠に恐縮ですが、明光義塾事業はサイドビジネスとして行うにはあまりにもご負担が大きいと思います。加盟されたオーナー様には、オーナー御自身にて教室経営を行って頂く方針ですので、専業とご理解ください。

ここが他の学習塾フランチャイズと大きく違う点である。たとえば学研教室は自宅で週2回・1日3〜4時間程度からの開室を基本としていて、働き方の前提がまったく異なる。明光義塾は会社を辞めて専業で取り組む前提の仕組みになっている。会社員からの独立を考えている人向けではあるが、本業を続けながらの加盟は想定されていない。

そのほか公式が書いていること。

  • 教室の広さは「約20坪から40坪前後のワンフロア(間仕切り等がない)の教室が理想的です」
  • 集団授業の併設は一切不可
  • 生徒構成は小学生2割・中学生6割・高校生2割
  • オーナー(教室長)の仕事は生徒の学習管理・講師管理・父母の対応・経営管理とマネジメントで「生徒に勉強を教える必要はありません」
  • 資金は「加盟されている方の多くは借入れをされて開業されています」とされ、日本政策金融公庫の利用が多いと案内されている

開業までの流れと研修

公式が示している流れは5段階で、各段階の所要期間も公式が示している。あわせて、よくあるご質問には「加盟についてお申込をいただいてから、加盟審査を経て加盟契約後に新任研修を受講していただくため、開校まで約2〜3ヶ月程度を要することがあります」とある。

1

① 明光義塾を選定(公式の目安:1か月〜1年)

市場調査・物件調査・物件紹介は無料。公式は既存教室の見学もできるとしている。

2

② 開業資金の準備(公式の目安:1週間〜1か月)

本部が概算見積もりを発行し、融資についてのアドバイスも行うとされている。

3

③ 加盟と研修参加(公式の目安:1週間〜3週間)

契約、開業前研修の受講、看板取付・内装工事・什器搬入がこの段階。公式FAQは、申込から加盟審査・加盟契約・新任研修を経て開校まで約2〜3か月程度を要することがあるとしている。

4

④ 講師を育てる(公式の目安:1週間〜)

求人媒体の選定と原稿の提案は本部が行うとされている。

5

⑤ 生徒を募集する(オープン日〜)

オープンチラシのほか、本部提供のチラシ・WEB・キャンペーンを使う。

研修については、公式のサポート体制のページに「オープン前に新任オーナー・教室長研修を11日間」と明記されている。オープン後はエリア担当スーパーバイザーのOJT、年2回のオーナー研修会、定例ブロック研修会がある。教室運営には独自の学習・経営支援システム「METIS Network」を使う。

教室譲渡(事業承継)という選択肢

公式は新規開校とは別に、既存教室を引き継ぐ道も案内している。

新規開校だけでなく、ご相談のうえで既存教室をお譲りすることも可能です

公式が挙げているメリットは、現状引き渡しのため初期コストを圧縮できる(ただしパソコン・複合機等は購入が必要)、内外装工事が不要でスピード開校できる(ただし物件契約と入居費用は必要)、講師が既に在籍している、経営数値が読みやすい、地域に認知されている、譲り受けのため経営初月より収入がある、の6点。公式は同時に「現状の経営課題も引き継ぐ」ことにも触れている。

譲渡にあたっては「事前に譲渡前に加盟審査がございます」とされている。譲渡対価がいくらになるかは公式に記載が無い。 教室ごとの個別交渉になるため、新規開校の750万円と単純比較はできない。

公式に書かれていなかったこと

正直に書いておく。次の項目は、当編集部が2026-10-03に公式のFC募集サイトとIR資料を確認した範囲では見つけられなかった。

  • 加盟金の有無と金額(費目自体が存在しない)
  • 契約期間と更新条件、中途解約時の違約金
  • 自己資金の下限や平均額(「多くは借入れをされて開業」とあるのみ)
  • 損益分岐点となる生徒数
  • 教室譲渡の譲渡対価の目安
  • 教室数が減っている理由についての本部の説明

当サイトは、裏が取れない数字を「相場」や「一般的に」という言い方で埋めない方針を取っている。これらは資料請求のうえ法定開示書面で確認してほしい。説明会で何を聞くかを事前に決めておくと取りこぼしが減る。

同じ個別指導塾のブランドと比べる

公式が条件を公開している範囲で、同じ個別指導塾・学習塾のブランドと並べる。金額はすべて各社公式の記載による。

明光義塾

開業プランの合計は750万円(税別)。公式に「加盟金」という費目は無い。

おすすめポイント

  • 費目は初期サポート費用・研修費・什器備品・内装看板・広告・講師採用の6つ
  • ロイヤルティは授業料・講習費・維持費売上の10%(教材売上とテスト売上は対象外)
  • 別途、テレビCM等協力金 月15,000円と情報システム料 生徒1人あたり月476円
  • 教室数 直営472+FC1,159=1,631教室(2026年5月31日時点)
開業プラン合計750万円(税別・物件費と運転資金は別)
加盟金公式に費目の記載なし
ロイヤルティ授業料・講習費・維持費売上の10%
本部への支払い計公式モデル売上の12.29%
明光義塾の詳細を見る
個別指導Axis

同じ個別指導塾。こちらは公式が加盟金150万円を費目として明示している。

おすすめポイント

  • 公式の内訳に「加盟金150万円」が明記されている
  • ロイヤリティは入会金・授業料(対面式の個別指導)・施設関連諸費の10%
  • 開校した月から1年間は生徒20名までロイヤリティ0円
初期投資760万円(公式の内訳合計)
加盟金150万円
ロイヤルティ入会金・授業料・施設関連諸費の10%
教室数524教室
個別指導Axisの詳細を見る
トライプラス

個別指導塾。ロイヤリティに季節講習の逓減がある。

おすすめポイント

  • ロイヤリティは月謝の10%、季節講習は売上に応じて7〜10%
  • 入会金・教材費にはロイヤリティがかからない
初期投資480万円〜
ロイヤルティ月謝の10%/季節講習7〜10%
教室数511教室
トライプラスの詳細を見る
松陰塾

完全個別指導・自立学習型。売上ロイヤリティという形を取っていない。

おすすめポイント

  • 売上ロイヤリティは0円
  • ただし月々の学習システム利用料・家賃・光熱費は別途必要
初期投資440万円
ロイヤルティ売上ロイヤリティ0円
教室数300教室
松陰塾の詳細を見る

法定開示書面で「加盟金」の有無と金額を確認した

公式サイトには加盟金という費目自体が無い。他サイトの「加盟金0円」を鵜呑みにせず、書面で確かめる。

本部への支払いの総額を、ロイヤルティ以外も含めて計算した

ロイヤルティ10%のほかに、テレビCM等協力金 月15,000円と情報システム料 生徒1人あたり月476円(いずれも税別)がかかる。

年間収支モデルが前提にしている生徒数を本部に確認した

情報システム料からの逆算では生徒50名。自分の計画が何名前提なのかを揃えないと比較にならない。

教室長の給与を自分の損益計画に入れ直した

公式はモデルに教室長給与・福利厚生費を含めていない。自分が教室長をやるのか、雇うのかで手元に残る額が変わる。

物件契約費用と運転資金を別枠で見積もった

750万円にも年間収支モデルにも入っていない。公式が「別途必要」と書いている部分。

出店希望エリアの既存教室数を自分で数えた

公式サイトの教室検索で、周辺にいくつ明光義塾があるかを確認する。FCが1,159教室あるぶん、空白エリアは限られる。

専業で取り組める体制かを確認した

公式FAQが副業を明確に断っている。本業を続けながらの加盟は想定されていない。

よくある質問

A

公式のFC募集サイトには「加盟金」という費目そのものがありません。開業資金のページに並んでいるのは、初期サポート費用150万円・研修費150万円・什器備品一式200万円・内装看板工事費200万円・チラシ/WEB広告費30万円・講師採用費20万円の6つだけで、合計750万円(税別)です。他サイトでよく見る「加盟金0円」という説明は、当編集部が公式のFC募集ページ・開業プラン・よくあるご質問を確認した範囲では根拠が見つかりませんでした(2026-10-03確認)。実際に加盟金が発生するのかどうかは、契約前に交付される法定開示書面で確認してください。

A

公式の開業プランの合計は750万円(税別)ですが、公式は「物件契約費用と損益分岐点までにかかる運転資金が別途必要」と注記しています。また什器・備品一式と内装・看板工事費には「物件により変動する」という注記が付いています。つまり750万円は床面積や立地が決まる前の目安です。公式は「全額自己資金をお持ちでなくても各種金融機関などの融資を受けて開業できます」とも書いており、よくあるご質問では「加盟されている方の多くは借入れをされて開業されています」「株式会社日本政策金融公庫(以前の国民生活金融公庫)の利用が多い」と案内しています。

A

いいえ。公式の注記では、ロイヤルティは授業料売上・講習費売上・維持費売上の10%(教材売上とテスト売上は対象外)で、これとは別に情報システム料が月額で生徒1人あたり476円、テレビCM等協力金が月額15,000円かかります(いずれも税別)。公式の年間収支モデルではこの3つの合計が2,499,591円で、モデル売上20,339,917円に対して12.29%にあたります。ロイヤルティだけを見て10%と考えると、本部への支払いを2割以上少なく見積もることになります。

A

残りません。公式がモデルの下に「教室長給与・福利厚生費はモデル収支に含まれておりません」と注記しています。公式のよくあるご質問は「オーナーには、日々の教室運営を行う教室長という役割を担っていただき、生徒への学習指導は教室で雇用した講師が行います」としているため、オーナー自身が教室長を務めるなら5,874,242円が実質的なオーナー報酬にあたり、教室長を雇うならその人件費をここから差し引くことになります。またこのモデルは2017年9月〜2018年8月の直営教室データ(年間平均在籍生徒数が50名台の教室をランダム抽出)を基にしたもので、公式自身が「加盟契約上保証されるものではありません」と明記しています。

A

未経験からの加盟は可能です。公式のよくあるご質問は「現在加盟されているオーナーの約5割の方が、未経験で始められました。資格も必要ありません」としており、年齢制限についても「特に年齢制限はございませんので、ご安心ください」と書かれています。一方、副業は想定されていません。公式は「誠に恐縮ですが、明光義塾事業はサイドビジネスとして行うにはあまりにもご負担が大きいと思います。加盟されたオーナー様には、オーナー御自身にて教室経営を行って頂く方針ですので、専業とご理解ください」と明記しています。

A

直近の開示は2026年8月期第3四半期決算短信(2026年7月14日開示)で、2026年5月31日時点で直営472教室・フランチャイズ1,159教室・合計1,631教室です。フランチャイズが全体の約71%を占めます。期末ベースでさかのぼると2024年8月31日が合計1,705教室、2025年8月31日が合計1,660教室で、教室数は減少が続いています。一方でフランチャイズ教室の在籍生徒数は2024年8月期末の64,092名から2025年8月期末は65,561名へ増えており、1教室あたりの生徒数は52.71名から55.37名になっています。通期(2026年8月期)の決算短信は2026-10-03時点で未開示です。

まとめ

明光義塾のフランチャイズは、公式が開業資金の内訳とロイヤルティの料率、年間収支モデルまで数字で公開している数少ないブランドである。情報の開示度としては、学習塾フランチャイズのなかでも高いほうに入る。

ただし、公開されている数字をそのまま受け取ると判断を誤る箇所が3つある。本部への支払いは10%ではなく12.29%であること、年間収支モデルは生徒50名を前提にした数字であること、そしてモデルの5,874,242円に教室長の給与が入っていないことである。いずれも公式の記載から導けるが、公式が目立つ形で書いているわけではない。

そして「加盟金0円」は、公式に根拠が見当たらない。費目が載っていないことと、費用が発生しないことは別である。資料請求して法定開示書面を取り寄せ、加盟金・契約期間・中途解約条項を書面で確認するところから始めてほしい。

明光義塾フランチャイズの詳細データを見る

【実データ】公式情報で確認したブランドの実数

同じ学習塾・教室系で条件を公開しているブランド

明光義塾と同じ学習塾・教室系で、当サイトが各本部の公式情報を自分で取得して確認した公開ブランドです。

ブランド業態開業資金ロイヤリティ店舗数確認日
学研教室学習教室5.5万円〜売上の45%〜33%(会員数ランク制)17,799店舗2026-09-29
NOVAバイリンガルKIDS英語・語学27.25万円〜102.25万円レッスン料 生徒1名につき月1,100円542店舗2026-09-30
TechGymプログラミングスクール200万円売上の20%16店舗2026-08-21
松陰塾学習塾(完全個別指導・自立学習)440万円なし(0円)300店舗2026-08-21
トライプラス個別指導塾480万円〜売上の10%511店舗2026-08-21
個別指導Axis(アクシス)個別指導塾760万円売上の10%524店舗2026-08-21
ECCジュニア英会話教室3万円〜公式に記載なし13,995店舗2026-09-30
KUMON(公文式)学習教室11万円〜公式に記載なし14,600店舗2026-08-21
子ども英語教室 Lepton英語教室52.8万円公式に記載なし1,320店舗2026-08-21
プログラミング教育HALLOプログラミング教室85万円〜公式に記載なし900店舗2026-09-30
京進スクール・ワン学習塾・個別指導220万円〜売上の10%公式に記載なし2026-08-21
いしど式そろばんそろばん教室公式に記載なし公式に記載なし300店舗2026-08-21

この12社のうち、開業資金を公式に出しているのは11社、ロイヤリティは7社、店舗数は11社です。「公式に記載なし」は当サイトが調べられなかったという意味ではなく、本部が公式サイトで公開していないという意味です。当サイトは二次情報の数値を確定値として載せません。母数は各本部の公式情報を自分で取得して原文照合した公開ブランド112社で、業界全体の統計ではありません。

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参考文献・出典

  1. 公式FC募集 開業資金・収支モデル|開業資金(税別): 初期サポート費用1,500,000円/研修費1,500,000円/什器・備品一式2,000,000円(※物件により変動)/内装・看板工事費2,000,000円(※物件により変動)/チラシ・WEB広告費300,000円/講師採用費200,000円=合計7,500,000円。「加盟金」の費目は無い。注記「物件契約費用と損益分岐点までにかかる運転資金が別途必要です」「全額自己資金をお持ちでなくても各種金融機関などの融資を受けて開業できます」。年間収支モデル: 売上20,339,917円(授業料13,352,008/講習料5,296,042/維持費1,691,867)、経費11,966,084円、本部への支払い2,499,591円(ロイヤルティ2,033,991+テレビCM等協力金180,000+情報システム料285,600)、売上-経費-本部への支払5,874,242円。注記「ロイヤルティは授業料売上、講習費売上、維持費売上の10%です。情報システム料は月額生徒1人当たり476円、テレビCM等協力金は月額15,000円です(全て消費税別)」「既存の直営教室のデータ(2017年9月〜2018年8月までの期間で、年間平均在籍生徒数が50名台の教室をランダムに抽出)を基に作成したものであり、記載している数値については加盟契約上保証されるものではありません」「教室長給与・福利厚生費はモデル収支に含まれておりません」「2018年8月末時点での明光義塾の全国平均生徒数は57.35名です」— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  2. 公式FC募集 開業までの流れ|①明光義塾を選定(1ヶ月〜1年・市場調査/物件調査/物件紹介は無料、既存教室の見学可)②開業資金の準備(1週間〜1ヶ月・概算見積もりの発行、融資のアドバイス)③加盟と研修参加(1週間〜3週間・契約、開業前研修、看板取付/内装工事/什器搬入)④講師を育てる(1週間〜・求人媒体の選定と原稿提案は本部)⑤生徒を募集する(オープン日〜・オープンチラシ、本部提供のチラシ/WEB/キャンペーン)— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  3. 公式FC募集 サポート体制|独自の学習・経営支援システム「METIS Network」(専用ソフトのインストール不要、個人情報は専用サーバーで保護)/オープン前に新任オーナー・教室長研修を11日間/オープン後はエリア担当スーパーバイザーのOJT、年2回のオーナー研修会、定例ブロック研修会、本部からの受験情報提供— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  4. 公式FC募集 よくあるご質問(全17問)|「現在加盟されているオーナーの約5割の方が、未経験で始められました。資格も必要ありません」/「明光義塾として開設に適切な市場・物件を無料で調査します」/「加盟についてお申込をいただいてから、加盟審査を経て加盟契約後に新任研修を受講していただくため、開校まで約2〜3ヶ月程度を要することがあります」/「誠に恐縮ですが、明光義塾事業はサイドビジネスとして行うにはあまりにもご負担が大きいと思います。加盟されたオーナー様には、オーナー御自身にて教室経営を行って頂く方針ですので、専業とご理解ください」/「特に年齢制限はございませんので、ご安心ください」/集団授業の併設は一切不可/生徒構成は小学生2割・中学生6割・高校生2割/「北は北海道、南は沖縄まで47都道府県の全国各地にあります。教室数・生徒数・売上げは個別指導学習塾業界でNo.1です。個別指導は明光義塾が日本で最初に開発しました」/通塾率は約50%前後/「オーナーには、日々の教室運営を行う教室長という役割を担っていただき、生徒への学習指導は教室で雇用した講師が行います」/オーナー(教室長)の仕事は生徒の学習管理・講師管理・父母の対応・経営管理とマネジメントで「生徒に勉強を教える必要はありません」/「加盟されている方の多くは借入れをされて開業されています」「株式会社日本政策金融公庫(以前の国民生活金融公庫)の利用が多い」/「約20坪から40坪前後のワンフロア(間仕切り等がない)の教室が理想的です」。当編集部が全文を確認した範囲で「加盟金」「ロイヤルティ」の語の出現は0回。— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  5. 公式FC募集 明光義塾の特徴|「1960年の創業以来一貫して『個別指導』にこだわり」「わずか18年で1000教室開校を達成し、現在、明光義塾は、北海道から沖縄まで全国に展開し、生徒数・教室数ともに業界No.1です」「個別指導塾の占める割合はまだ4割程度」。なお当編集部が全文を確認した範囲で、このFC募集ページ自体にはNo.1の出典の記載が無い(「No.1」4回・「教室」7回を検出する一方、調査機関名は0回)。出典は消費者向け公式サイトの「数字で見る明光」に記載されている。— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  6. 公式FC募集 教室譲渡|「新規開校だけでなく、ご相談のうえで既存教室をお譲りすることも可能です」「事前に譲渡前に加盟審査がございます」。公式が挙げるメリットは、現状引き渡しのため初期コストを圧縮できる(ただしパソコン・複合機等は購入が必要)/内外装工事が不要でスピード開校できる(ただし物件契約と入居費用は必要)/講師が既に在籍している/経営数値が読みやすい/地域に認知されている/譲り受けのため経営初月より収入がある。一方で現状の経営課題も引き継ぐ。問い合わせ先はFC開発部 03-5332-3600。— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  7. IR 決算短信一覧|2026年8月期 第3四半期決算短信(2026年7月14日開示・対象期間2025年9月1日〜2026年5月31日)<ご参考>明光義塾直営教室数計472(前年同期477)/フランチャイズ教室数1,159(同1,182)/合計1,631(同1,659)、いずれも2026年5月31日時点。フランチャイズ在籍生徒数58,901名(同56,821名)。フランチャイズ教室末端売上高16,757百万円(同16,226百万円)。2025年8月期決算短信(2025年10月14日開示)<ご参考>直営476(前期489)/フランチャイズ1,184(同1,216)/合計1,660(同1,705)、2025年8月31日時点。フランチャイズ在籍生徒数65,561名(前期64,092名)。明光義塾フランチャイズ事業売上高4,173百万円(同4,145百万円)。フランチャイズ教室末端売上高23,191百万円(同22,352百万円)。連結売上高24,827百万円(同22,579百万円)。注記「明光義塾教室末端売上高合計は、直営教室の授業料、教材費、テスト料等の全売上高と、フランチャイズ教室の授業料等の売上高を合計したものであり、フランチャイズ教室の教材費、テスト料等の売上高は含んでおりません」。通期(2026年8月期)の決算短信は2026-10-03時点で未開示。— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  8. 消費者向け公式サイト「数字が語る明光の実績や実態」|「生徒数や教室数など、個別指導塾の中でもNo.1の実績※1」「個別指導No.1の歴史!個別指導のパイオニアとして教育市場を牽引してきました※1※2」「個別指導No.1の教室数!全国47都道府県すべてに教室を展開しています※1※3」「在籍生徒数も個別指導No.1!※1※4」。注記は ※1「(株)日本能率協会総合研究所2024年4月調べ。」/※2「2024年時点。前身の佐々木塾からの経歴を含む。」/※3「2024年1月時点の全国の教室総数。」/※4「2024年1月時点の全教室の在籍者総数。」。No.1の各指標の実数値は画像で表示されており本文テキストとしては取得できなかった。— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)
  9. 会社概要|株式会社明光ネットワークジャパン(東証プライム・証券コード4668)/設立 1984年(昭和59年)9月/代表取締役社長 岡本光太郎/本社 東京都新宿区西新宿7丁目20番1号/従業員数1,208名(連結・2025年8月末)— 株式会社明光ネットワークジャパン(2026-10-03)

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本記事は編集部がAIを用いて作成し、公式の一次情報(meiko-net.com のFC募集サイト: 開業資金・収支モデル/開業までの流れ/サポート体制/明光義塾の特徴/教室譲渡/よくあるご質問、消費者向け公式サイト meikogijuku.jp の「数字が語る明光の実績や実態」、および meikonet.co.jp のIR決算短信一覧と会社概要)をすべて自ら取得して検証したうえで公開しています。決算短信はPDFを取得してテキスト抽出し、直営・フランチャイズの内訳とその合計が一致することを検算しました。本部への支払いの比率(12.29%)、年間収支モデルが前提とする生徒数(50名)、フランチャイズ1教室あたりの末端売上高(約1,959万円)とモデル売上との比(103.8%)は当編集部による計算であり、その旨を本文に明記しています。

この記事の執筆者

フランチャイズコンパスの編集部です。フランチャイズ本部の公表資料・一次情報をもとに、開業資金・ロイヤリティ・契約条件・サポート体制を調査・比較し、独立開業を検討する個人の意思決定に役立つ情報を発信しています。掲載する数値・条件は確認済みの情報のみを扱い、不明な項目は空欄のまま残す方針です。運営は株式会社プレスエー。

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