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インタビュー10分で読める

元飲食店勤務がハウスクリーニングFCで独立|月商200万円達成の全記録

異業種転身で掴んだ自由と高収益の秘訣

飲食業界の過酷さから、ハウスクリーニングFCへの転身を決意

飲食業界で10年以上のキャリアを積みながらも、長時間労働・低賃金・休日の少なさに限界を感じて独立を決意した田中さん(仮名・40代男性)。異業種であるハウスクリーニングのフランチャイズに加盟し、開業からわずか2年で月商200万円を達成しました。

飲食業界の過酷さから、ハウスクリーニングFCへの転身を決意

矢野経済研究所の2024年調査によると、ハウスクリーニングを含む生活支援サービス主要5分野の市場規模は2023年度推計で5,633億円(前年度比4.2%増)、2024年度には6,158億円(同9.3%増)へと急成長が予測されています。まさに追い風の業界に飛び込んだ田中さんの成功ストーリーを、インタビュー形式でお届けします。

この記事で分かる成功のポイント

  • 飲食業経験者はBtoB営業(飲食店・オフィス向け定期清掃)で圧倒的に有利
  • 初期投資300万〜400万円・無店舗で開業でき、営業利益率50〜55%を実現
  • リピート型の定期契約を積み上げることで月商200万円(年商2,400万円)を達成
  • FC本部の研修(約50日間)で未経験からプロの技術を習得可能

前職時代の苦悩 — 飲食業界のリアル

Q. まず、前職の飲食業界ではどのような状況でしたか?

田中さん:都内の居酒屋チェーンで店長を務めていました。朝10時に仕込みで出勤して、閉店作業が終わるのが深夜2時。週休1日取れればいい方で、実質的には「週休0.9日」のような状態が何年も続いていました。月給は手取りで28万円ほど。体力的にも精神的にも限界でしたね。

Q. 独立を考えたきっかけは何でしたか?

田中さん:コロナ禍で売上が激減し、店舗の閉鎖を経験したことが大きいです。自分がどれだけ頑張っても、外部環境で一瞬にして仕事がなくなる恐怖を味わいました。「自分の力でコントロールできるビジネスを持ちたい」と強く思うようになり、独立を真剣に考え始めました。

なぜハウスクリーニングFCを選んだのか

Q. 数ある業種の中で、なぜハウスクリーニングだったのですか?

なぜハウスクリーニングFCを選んだのか

田中さん:最初はコンビニや飲食のFCも検討しました。でも、初期投資が数千万円必要だったり、結局は同じような長時間労働になると分かって。ハウスクリーニングFCは開業資金が300万〜400万円程度で始められて、無店舗・無在庫。一人でも開業でき、スケジュールを自分でコントロールできる点に惹かれました。

Q. 清掃業の経験はゼロだったわけですが、不安はありませんでしたか?

田中さん:もちろんありました。ただ、FC本部の研修制度が充実していて、約50日間みっちり技術を教えてもらえたんです。エアコン分解洗浄、浴室のカビ除去、業務用レンジフードの清掃など、一通りの技術を身につけた状態で開業できました。飲食時代に厨房の油汚れやグリストラップの大変さは身をもって知っていたので、「こういうのをプロとして解決する側に回れるんだ」と逆にワクワクしましたね。

開業から月商200万円に至るまでの道のり

田中さんが独立してから月商200万円を達成するまでのステップを、ご本人の体験をもとに整理しました。

手順ガイド

1

FC本部の比較検討と加盟(開業6か月前)

複数のハウスクリーニングFCの説明会に参加し、ロイヤリティ体系・研修内容・サポート体制を比較。リピーター手数料の有無や研修日数(50日間の長期研修があるか)を重視して加盟先を決定しました。開業資金は約380万円でした。

2

研修で技術とBtoB営業スキルを習得(開業前50日間)

エアコン分解洗浄、浴室・キッチンの特殊洗浄、業務用厨房機器の清掃技術を徹底的に学習。同時に見積書の作成方法や法人営業のロールプレイングも実施し、開業直後から動ける状態を整えました。

3

一般家庭向け案件で実績と口コミを蓄積(開業1〜3か月目)

FC本部からの紹介案件や地域のポータルサイト経由で一般家庭のスポット清掃を中心に受注。月商35万〜50万円を確保しながら、丁寧な仕上げと顧客対応で口コミ評価を高めていきました。

4

前職の人脈を活かしBtoB定期契約を開拓(開業4〜12か月目)

元同僚が働く飲食店へ営業を開始。厨房のグリストラップ清掃やダクト洗浄など、飲食店特有のニーズに的確に応えることで口コミが広がり、月額契約を20件以上獲得。月商100万円を突破しました。

5

スタッフ採用と案件の仕組み化で月商200万円達成(開業13〜24か月目)

パートスタッフ1名を雇用し、BtoC案件を任せることで自身はBtoB営業と高単価案件に集中。定期契約30件超・スポット案件を合わせて月商200万円(営業利益100万円前後)を安定的に達成する体制を構築しました。

Q. 開業初月の売上はどのくらいでしたか?

田中さん:初月は約35万円でした。正直、不安でいっぱいでしたが、FC本部からの案件紹介もあり、ゼロではなかったのが救いでした。最初の3か月は月商50万円前後で推移して、生活費ギリギリの状態が続きました。

Q. そこからどうやって売上を伸ばしたのですか?

田中さん:転機は4か月目です。前職の飲食業界の人脈を活かして、元同僚が働く飲食店に「厨房の定期清掃やりませんか?」と営業をかけたんです。飲食店のオーナーって、厨房のグリストラップやダクト清掃をどこに頼めばいいか分からず困っている方が多いんですよ。私は厨房の構造やHACCPなどの衛生管理基準を熟知しているので、「この人なら安心して任せられる」と信頼してもらえました。最初の1件が月額3万円の定期契約で、そこから口コミで広がっていきました。

飲食業経験が「武器」になった理由

Q. 異業種からの転身で、飲食業の経験がどう活きていますか?

田中さん:大きく3つあります。

飲食店特有の悩みに寄り添える営業力

飲食店オーナーは「営業時間外しか清掃を頼めない」「厨房の特殊な汚れを理解してほしい」という悩みを抱えています。私は飲食店の深夜・早朝のオペレーションを知っているので、「閉店後の23時から清掃に入ります」「グリストラップは月2回のペースがベストです」と具体的に提案できる。これが一般のクリーニング業者との圧倒的な差別化になっています。

接客・コミュニケーション力

飲食業で鍛えた「お客様の表情を読む力」「困りごとを先回りして解決する姿勢」は、ハウスクリーニングでもそのまま活きています。作業後に「次回はここも一緒にやりましょうか?」と提案するだけで、追加受注につながります。おそうじ本舗のデータでも、飲食店での接客経験がオーナー業務に活きるケースもあるようです。

体力と根性

飲食業で14時間以上立ちっぱなしの仕事を10年やってきたので、ハウスクリーニングの体力的な負荷は全く問題ありません。むしろ「飲食時代に比べたら天国」というのが正直な感想です(笑)。

BtoB案件の獲得が売上の柱に

Q. 現在の売上構成を教えてください。

BtoB案件の獲得が売上の柱に

田中さん:月商200万円の内訳は、ざっくり以下の通りです。

  • BtoB(飲食店・オフィス向け定期清掃):約120万円(60%)
  • BtoC(一般家庭向けスポット清掃):約60万円(30%)
  • その他(エアコン・水回りの季節案件):約20万円(10%)

見ていただくと分かる通り、BtoB案件が売上の大半を占めています。飲食店の定期清掃は1件あたり月額2万〜5万円の継続契約になるので、20〜30件積み上げれば安定した売上基盤になります。一般家庭のスポット案件だけだと季節変動が大きいですが、BtoBの定期契約があるおかげで毎月の売上がブレにくいんです。

Q. 利益率はどのくらいですか?

田中さん:材料費と消耗品、車両の維持費などを差し引いて、営業利益率は約50〜55%くらいです。飲食業の利益率が一般的にFLコスト(食材費+人件費)で60〜70%かかることを考えると、圧倒的に手元に残ります。月商200万円でも、経費を差し引いた手取りが実際にどの程度になるかは、稼働率やスタッフ数・地域などの条件によって大きく変わります。これはあくまで私個人の一事例で、全員が同じ水準に到達できることを保証するものではありませんが、飲食時代の手取り28万円とは雲泥の差ですね。

FC加盟で感じたメリットと注意点

Q. FC加盟のメリットはどこに感じていますか?

田中さん:一番は「看板の力」です。個人で「田中クリーニング」と名乗るよりも、大手FCのブランド名があるだけで信頼度が全く違います。日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の統計によると、日本のFC市場全体の売上高は29兆2,826億円(前年比+3.6%)と成長を続けており、消費者のFC利用への信頼は年々高まっています。

また、集客面でもFC本部のWebサイトやポータルサイト経由で問い合わせが来るので、自分でゼロから集客する必要がないのも大きいです。

Q. 逆に、注意すべき点はありますか?

田中さん:ロイヤリティの仕組みはしっかり確認した方がいいです。月額固定のところもあれば、売上に対するパーセンテージのところもあります。私が加盟したFCはリピーターからの売上にはロイヤリティがかからない仕組みだったので、頑張れば頑張るほど利益が残る構造になっていました。あとは「研修の質」ですね。研修が形だけのFCだと、技術不足でクレームにつながり、ブランドの看板を借りている意味がなくなってしまいます。

これから独立を考える方へのアドバイス

Q. 異業種からハウスクリーニングFCへの転身を考えている方にメッセージをお願いします。

田中さん:飲食業に限らず、サービス業で培った「お客様のために動く」というマインドは、ハウスクリーニングでそのまま武器になります。特に飲食業経験者は、BtoB営業で強みを活かせる場合があります。厨房の悩みが分かる清掃業者って、実はほとんどいないんですよ。

生活支援サービスへの関心は高まっているとされています。ただし、「楽して稼げる」わけではありません。最初の半年は地道に実績を積み上げる覚悟が必要です。でも、飲食業の過酷さを乗り越えてきた経験は、この仕事でも活きると思います。

よくある質問

A

はい、可能です。多くのハウスクリーニングFCでは40〜50日間の実技研修が用意されており、エアコン分解洗浄から業務用厨房機器の清掃まで一通りの技術を習得できます。田中さんも清掃経験ゼロからスタートしています。

A

FC本部によって異なりますが、ハウスクリーニングFCの場合は約300万〜400万円が目安です。田中さんの場合は加盟金・研修費・機材費を含めて約380万円でした。飲食FCの初期投資(数千万円)と比べると大幅に低く抑えられます。

A

田中さんの場合は約2年(24か月)でした。最初の3か月は月商50万円前後と苦しい時期もありましたが、BtoB定期契約を積み上げることで12か月目に月商100万円を突破し、スタッフ採用を経て24か月目に200万円を達成しています。

A

十分に可能です。田中さんは飲食業の経験をBtoB営業に活かしましたが、営業職経験者なら法人開拓力、介護職経験者なら高齢者宅への丁寧な対応など、前職のスキルを武器にできます。異業種で培った前職のスキルは、強みとして活かせる場合があります。

まとめ

田中さんの事例は、飲食業界の過酷な環境から脱却し、異業種のハウスクリーニングFCで成功を収めた好例です。成功の鍵は、前職の経験を「弱み」ではなく「武器」に変えた発想の転換にありました。

ハウスクリーニング市場は2024年度に6,158億円規模まで成長すると予測されており、今後も需要拡大が見込まれます。飲食業や他のサービス業からの転身を検討している方は、自分のキャリアがどのように活かせるかを軸にFC選びをすることで、田中さんのような成功に近づけるでしょう。

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参考文献・出典

  1. 住まいと生活支援サービスに関する調査を実施(2024年)矢野経済研究所(2024年)
  2. 2024年度 JFAフランチャイズチェーン統計調査一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)(2025年)
  3. 福利厚生導入実証事業(生活支援サービス利用料金補助)経済産業省(2024年)

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ハウスクリーニング異業種転身フランチャイズ独立飲食業からの転職

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この記事の執筆者

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