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からあげフランチャイズ人気5選を徹底比較 — 開業資金・ロイヤリティ・収益モデルで選ぶ最強ブランド

失敗しないからあげFC選びの決定版ガイド

からあげフランチャイズが注目される理由と市場の現状

からあげ専門店は、コロナ禍のテイクアウト需要を追い風に急成長を遂げた業態です。日本唐揚協会によると、全国のからあげ専門店数は2012年の約450店舗から2022年には推定4,379店舗へと約10倍に急増しました。富士経済の調査では、2020年のからあげ店市場規模は前年比23.1%増の1,050億円に達しています。

しかし、2023年以降は過当競争と原材料高騰の影響で業界は大きな転換期を迎えています。帝国データバンクの2025年2月発表の調査によれば、持ち帰り中心の「から揚げ店」経営業者の倒産は2023年に27件(前年の約9倍)と過去最多を記録。一方で2024年は16件(前年比4割減)に落ち着き、淘汰の波が一巡した形です。

つまり、「ブーム」から「定着」へと移行した今こそ、勝ち残れるフランチャイズブランドを見極めることが極めて重要です。本記事では、2026年現在も安定した実績を持つ人気5ブランドを、開業資金ロイヤリティ・収益モデルの3軸で徹底比較します。

この記事でわかること

  • からあげ専門店市場は2020年に1,050億円規模に成長、現在は「ブーム」から「定着」フェーズへ移行
  • 2023年の倒産27件をピークに過当競争が緩和、実力あるブランドに追い風
  • 開業資金は約130万円〜4,000万円とブランドにより大差がある
  • ロイヤリティは「固定額型」と「売上連動型」の2種類。高売上を目指すなら固定額型が有利
  • 生き残り戦略は「イートイン併設型」と「超省力ローコスト型」の二極化が進行中

からあげフランチャイズを取り巻く業界動向

原材料高騰がビジネスモデルを直撃

輸入鶏肉、キャノーラ油などの食用油、小麦粉、さらには電気代の高騰により、「安価な原材料で利益を出す」という従来の前提が崩壊しました。低価格だけを売りにした店舗や、急激なチェーン展開を行ったブランドの中には、一時期300店舗を目指しながら1桁台まで店舗数を減らした事例もあります。

生き残り戦略の二極化

現在、からあげフランチャイズで生き残っているブランドは大きく2つのタイプに分かれます。

  • イートイン併設・店内仕込み型:定食メニューで客単価を引き上げ、店内調理で付加価値を提供するモデル。「からやま」がその代表で、競合が淘汰される中でも店舗数を維持・拡大しています。
  • 超省力・ローコスト型:ワンオペ運営が可能で、ロイヤリティが固定・低額のブランド。小規模店舗での運営を志向できる収益構造が特徴です(利益は店舗により異なります)。

どちらのモデルが自分に合うかを見極めることが、フランチャイズ選びの最重要ポイントになります。

人気からあげフランチャイズ5選を徹底比較

ここからは、2026年現在もフランチャイズとして高い支持を集める5ブランドを比較します。開業資金、ロイヤリティ、店舗数、収益モデルの違いを把握し、ご自身の資金力や経営スタイルに合ったブランドを見つけてください。

鶏笑(とりしょう)

国内外250店舗以上を展開するからあげFC最大手クラス。6坪程度の小スペース・ワンオペから開業でき、調理工程は「揚げるだけ」のシンプルさ。固定ロイヤリティ月額22,000円で、売上が伸びるほど実質負担率が下がる高収益モデル。

おすすめポイント

  • 開業資金約130万円〜の低資金
  • 固定ロイヤリティ月額22,000円で実質負担率の低減を目指せる
  • ワンオペ・6坪から開業可能な省力モデル
  • ローコスト運営を志向するモデル(利益率は店舗により異なります)
初期投資約130万円〜(加盟金110万円+研修費33万円等)
ロイヤリティ固定 22,000円/月
契約期間3年(自動更新)
店舗数国内外250店舗以上
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からやま

「かつや」を展開するアークランドサービスHDのからあげ業態。イートイン(定食)とテイクアウトを併設し、客単価の高い大型収益モデルを実現。競合の淘汰が進む中で店舗数130店舗超を維持・拡大し「一人勝ち」と評される。

おすすめポイント

  • イートイン併設で客単価アップを実現
  • 「かつや」で培った強力なオペレーションノウハウ
  • 競合淘汰の中で店舗数を維持・拡大する安定感
  • 店内仕込みによる高い付加価値と差別化
初期投資約2,000万〜4,000万円(加盟金500万円〜)
ロイヤリティ売上の3〜5%
契約期間5年
店舗数約130店舗超
からやまの詳細を見る
元祖からあげ本舗

醤油からあげを看板商品としたテイクアウトメインのブランド。FL比率(食材費+人件費)を55%前後に抑え、標準利益率25%以上を目指す堅実な収益構造が特徴。売上連動型ロイヤリティで、開業初期の負担を軽減できる。

おすすめポイント

  • FL比率55%前後の堅実な収益構造
  • 堅実な収益構造を目指せるモデル(利益率は店舗により異なります)
  • 醤油からあげの独自ブランドで差別化
  • 売上連動型ロイヤリティで初期負担を軽減
初期投資約300万円〜
ロイヤリティ売上の3%程度
契約期間3年
店舗数全国展開中
元祖からあげ本舗の詳細を見る
からあげ 金と銀

ニンニクや生姜を使わない独自の出汁醤油タレで差別化するブランド。4坪の極小店舗からスタートでき、既存飲食店への併設開業にも対応。固定ロイヤリティ月額30,000円で、副業感覚での開業も可能。

おすすめポイント

  • 4坪の極小店舗から開業可能
  • 既存飲食店への併設モデルに対応
  • 独自の出汁醤油タレで競合と差別化
  • 固定ロイヤリティ月額30,000円の明快な料金体系
初期投資約400万円(加盟金80万円)
ロイヤリティ固定 30,000円/月
契約期間2年
店舗数全国展開中
金と銀の詳細を見る
中津からあげ もり山

からあげグランプリ最高金賞を多数受賞する圧倒的ブランド力が武器。6〜8坪の小規模店舗で月商250万円(利益90万円)を実現するオーナーも。ロイヤリティ0円〜の低額固定プランがあり、ブランド力とリピート率を強みとするモデル(成果には個人差があります)。

おすすめポイント

  • からあげグランプリ最高金賞の圧倒的ブランド力
  • ロイヤリティ0円〜の低コスト運営
  • 店舗により月商・利益は異なります(成果を保証するものではありません)
  • 高いリピート率で安定した集客力
初期投資低資金(小規模パッケージあり)
ロイヤリティ0円〜低額固定
契約期間プランにより変動
店舗数全国展開中
もり山の詳細を見る

ブランド選びの判断軸 — 3つの視点で比較する

開業資金で比較する

からあげフランチャイズの開業資金は、ブランドによって約130万円〜4,000万円と大きな幅があります。低資金で始めたい方には、加盟金約110万円からスタートできる「鶏笑」や、約400万円で開業可能な「からあげ金と銀」が候補になります。一方、しっかりとした店舗型ビジネスを構築したい方には、イートイン併設の「からやま」が適しています。

重要なのは、開業資金だけでなく「運転資金」も含めた総投資額で判断することです。一般的に、開業後3〜6ヶ月分の運転資金(家賃・人件費・仕入れ費)を別途確保しておく必要があります。

ロイヤリティ体系で比較する

ロイヤリティには大きく「売上連動型」と「固定額型」の2種類があります。

  • 売上連動型(売上の3〜5%):からやま、元祖からあげ本舗などが採用。売上が低い月は負担が軽い反面、繁忙期の利益を圧迫する可能性があります。
  • 固定額型(月額2〜3万円程度):鶏笑(月額22,000円)、からあげ金と銀(月額30,000円)が採用。売上が伸びるほど実質的な負担率が下がるため、高売上を目指すオーナーにとって負担率の面でメリットとなる場合があります。

月商200万円の場合、売上連動型5%なら月額10万円のロイヤリティが発生しますが、固定型なら2〜3万円で済みます。この差は年間で約84〜96万円にもなり、利益に大きく影響します。

収益モデルで比較する

からあげフランチャイズの収益モデルは、FL比率(Food=食材費+Labor=人件費の合計比率)が重要な指標です。業界の目安として、FL比率を55〜60%に抑えられれば健全な経営が可能とされています。

「鶏笑」はローコストモデルを掲げるブランド(利益率は店舗により異なります)、「元祖からあげ本舗」はFL比率55%前後で堅実な収益構造を目指すモデル(利益率は店舗により異なります)、「中津からあげ もり山」はブランド力を活かした収益モデルを展開しています(収益は店舗により異なり、保証するものではありません)。

開業前に確認すべきチェックリスト

からあげフランチャイズへの加盟を検討する際には、以下の項目を必ず確認しましょう。契約後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、事前の情報収集が成功のカギです。

チェックリスト

本部の経営状況と財務健全性を確認したか

加盟前に本部の決算情報や信用調査レポートを確認し、経営が安定しているか判断しましょう。帝国データバンクや東京商工リサーチの企業情報も参考になります。

法定開示書面(FDD)を受領・確認したか

中小小売商業振興法に基づき、本部はFC加盟前に法定開示書面を交付する義務があります。過去の訴訟歴やオーナーの離脱率なども記載されているので必ず精読してください。

テリトリー権(商圏保護)の有無を確認したか

近隣に同ブランドの店舗が出店する可能性があるかを確認します。テリトリー権がないブランドでは、自店舗の近くに同じチェーンの新店が出て売上を奪われるリスクがあります。

解約条件と違約金を把握しているか

中途解約時の違約金、契約満了後の競業避止義務(同業種での出店禁止期間)など、「辞めるとき」の条件を必ず事前に確認しましょう。

原材料の仕入れルートと価格変動リスクを確認したか

本部指定の仕入れ先のみか、自由仕入れが可能かを確認します。原材料高騰時に価格転嫁できる仕組み(メニュー価格改定の裁量)があるかも重要です。

出店予定エリアの商圏調査を行ったか

半径500m〜1km圏内の世帯数、競合店数、人通り、駐車場の有無などを調査します。本部が商圏調査を支援してくれるかも確認ポイントです。

複数ブランドの説明会に参加して比較したか

最低3社以上の説明会に参加し、サポート内容・研修制度・既存オーナーの満足度を比較検討してから加盟を決めましょう。

失敗しないための開業ステップ

からあげフランチャイズで成功するためには、正しい手順で準備を進めることが重要です。以下のステップに沿って開業準備を進めましょう。

手順ガイド

1

情報収集と自己分析

まず自分の資金力、希望する働き方(ワンオペか複数スタッフか)、立地条件を整理します。本記事のような比較情報を活用し、候補ブランドを3〜5社に絞り込みましょう。

2

説明会・セミナーへの参加

候補ブランドの説明会に複数参加し、本部の方針やサポート体制を直接確認します。オンライン説明会を実施しているブランドも多いので、まずは気軽に参加してみましょう。

3

既存オーナーへのヒアリング

可能であれば既存のフランチャイズオーナーに話を聞きましょう。実際の売上・利益、本部のサポート品質、困っている点など、リアルな情報を得ることが失敗回避の最大のポイントです。

4

事業計画書の作成と資金調達

立地調査を基に売上予測を立て、開業資金+運転資金(3〜6ヶ月分)を含めた事業計画書を作成します。日本政策金融公庫の創業融資や自治体の補助金制度も活用を検討しましょう。

5

加盟契約・研修・開業準備

契約書の内容(競業避止義務、解約条件、テリトリー権など)を専門家にチェックしてもらった上で契約します。本部の研修を受けながら、店舗工事・備品手配・スタッフ採用を並行して進めます。

6

グランドオープンと集客施策

オープン前からSNSやチラシで告知を行い、開店初日から集客を最大化します。オープン後1ヶ月は本部のスーパーバイザーが支援に入るブランドが多いので、この期間にオペレーションを安定させましょう。

まとめ

からあげフランチャイズ市場は「ブームから定着」へと移行し、生き残るブランドとそうでないブランドの差が明確になっています。2023年の倒産急増を経て、2024〜2026年は過当競争が緩和され、実力のあるブランドにとってはむしろ出店のチャンスともいえます。

ブランド選びのポイントは、①自分の資金力に合った開業資金か、②ロイヤリティ体系が長期的に有利か、③収益モデルが原材料高騰にも耐えうる構造かの3点です。

低資金・ワンオペで始めたい方には「鶏笑」や「からあげ金と銀」、ブランド力と高収益を重視する方には「中津からあげ もり山」、本格的な店舗型ビジネスを目指す方には「からやま」が有力な選択肢です。まずは複数ブランドの説明会に参加し、実際のオーナーの声を聞くことから始めてみてください。

よくある質問

A

はい、多くのブランドが飲食未経験者を対象にした研修プログラムを用意しています。特に「鶏笑」や「からあげ金と銀」は調理工程がシンプルで、研修期間も1〜2週間程度と短く、未経験者でも開業しやすい設計になっています。ただし、接客や衛生管理の基本知識は事前に学んでおくことをおすすめします。

A

帝国データバンクの調査によると、から揚げ店の倒産は2023年の27件をピークに、2024年は16件に減少しており、過当競争は緩和傾向にあります。淘汰が進んだことで市場環境はむしろ改善しており、ブランド力やオペレーション力のあるフランチャイズを選べば、安定した経営が見込めます。重要なのは、低価格だけを売りにせず、付加価値や収益構造がしっかりしたブランドを選ぶことです。

A

一概にはいえませんが、月商が高くなるほど固定ロイヤリティの方が有利になります。例えば月商200万円の場合、売上連動5%なら月額10万円ですが、固定型なら2〜3万円で済みます。ただし、開業直後の売上が安定しない時期は、売上連動型の方が負担が軽くなるメリットもあります。自分の売上目標と資金計画に合わせて選びましょう。

A

ブランドや物件の状況にもよりますが、一般的に問い合わせから開業まで2〜4ヶ月程度です。テイクアウト特化の小型店舗であれば、物件が決まってから1〜2ヶ月で開業できるケースもあります。イートイン併設型の「からやま」のような大型店舗の場合は、店舗設計・工事に時間がかかるため3〜6ヶ月を見込んでおきましょう。

A

ワンオペ対応の小規模ブランド(鶏笑、からあげ金と銀など)であれば、パートやアルバイトスタッフに日常の運営を任せ、オーナーは管理業務に専念する形で副業運営が可能です。ただし、開業直後の3〜6ヶ月は現場に入って運営を安定させることが重要なので、完全な副業感覚での開業はリスクが高いといえます。

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参考文献・出典

  1. から揚げ店の倒産動向調査(2025年2月)帝国データバンク(2025年2月)
  2. 「からあげ屋さん」運営企業動向調査東京商工リサーチ(2022年2月)
  3. からあげ専門店数の推移データ日本唐揚協会(2022年)
  4. 鶏笑 フランチャイズ募集公式ページ株式会社NIS(2026年)
  5. からやま 店舗情報・FC案内アークランドサービスホールディングス(2026年)

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この記事の執筆者

フランチャイズコンパスの編集部です。フランチャイズ本部の公表資料・一次情報をもとに、開業資金・ロイヤリティ・契約条件・サポート体制を中立的な視点で調査・比較し、独立開業を検討する個人の意思決定に役立つ情報を発信しています。掲載する数値・条件は確認済みの情報のみを扱い、不明な項目は空欄のまま残す方針です。運営は株式会社プレスエー。

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