内装工事について、公式のよくある質問は直営の新宿店が「壁とドア等の取り付け等で約12万円程度の内装工事」だったとし、「基本的にはどのような物件でも30万円以内で収まる」と答えています。店舗の広さは新規なら7〜10坪で、自宅や既存店舗での開業もできるとされています。加盟前に物件を探す必要はなく、物件探しから支援を受けられます。
資金については、個人でも日本政策金融公庫などから借り入れできるとし、本部からの融資制度もあると案内されています(融資額は契約後に個別に審査して決めるとされています)。
収支シミュレーションを検算する
公式の「収支シミュレーション」は、1日の食数ごとに4つの段階を示しています。
公式には「上記金額は直営店、関連会社の実績に基づいた理論値です」「加盟店の実績を保証するものではありません」と注記されています。以下の数字はすべてこの理論値をもとにしたもので、加盟店の成果を示すものではありません。当編集部で読み解くと、次の3点が分かります。
1. 月の収支として読める。 表に期間の単位は書かれていませんが、経費の欄に月額のFC会費30,000円とシステム利用料18,000円がそのまま入っているので、1か月の収支と読めます。1日50食・30日営業とすると月1,500食で、売上874,104円は1食あたり約583円です。公式が示す弁当の価格(1食513円〜)とも食い違いません(当編集部の計算)。
2. 50食の営業利益はオーナー自身の取り分。 1日50食の段階は人件費(社員・パート)が0円で、オーナーが1人で全てを運営する前提です。営業利益285,630円は、オーナーが自分に払う給与を引く前の金額にあたります。公式は「1日50食~80食程度までは店長(オーナー)1人で運営可能」とし、営業日は正月三が日を除く年中無休が基本です。
3. 100食にしても利益は約3万円しか増えない。 50食から100食へ売上は2倍になりますが、営業利益は285,630円から319,260円へ33,630円の増加にとどまります。パートの人件費390,000円を中心に、経費の合計が222,000円から696,000円へ474,000円増えるためです。営業利益が大きく伸びるのは200食(773,521円)からで、公式はこの段階の到達を「開業2~3年」としています。100食の到達目標は「開業12~15ヶ月」です。いずれも公式が示す目安で、達成を保証するものではありません。
原価率は41.9%で、公式は「医療食の割合を1割で計算しています」と注記しています。主力商品のみの原価率は約40.2%(2025年8月の加盟店平均販売価格を参照)とされています。
開業までの流れ