公式のフランチャイズ開業ページは「技術・ノウハウはもちろん、契約期間中のサポートも充実。研修終了後すぐに便利屋として活躍できます。法人・個人を問わずご加盟いただけます」と案内しています。
一方の技術修得コースは「加盟店にならず自由に開業!! 技術とノウハウだけを修得するコースです」「契約期間やロイヤリティは一切ありません」「修了後に『便利屋ファミリー』と名乗る必要はなく、自由な屋号で開業できます」と明記されています。
つまりブランドと継続サポートを取るか、身軽さと自由度を取るかという選択です。
FC加盟店コースの費用
公式は開業費用の内訳を次のように公開しています(金額は画像に掲載されているものを読み取り)。
これに加えて商標使用料が月額50,000円(別途消費税)かかります。公式は「自己資金0円で開業可!」「開業資金 1,350,000円が全額ローン可能になりました」とも案内しています。
年間で見ると商標使用料は60万円(税別)です。開業費用135万円よりも、2年目以降に効いてくるのはこの月額なので、収支を考えるときは初期費用だけで判断しないでください。
研修オプション(FC加盟店コース)
基本の研修とは別に、技術を追加で受講できます。
公式には「※鍵セキュリーティコースは別途鍵資機材費が掛かります」という注記があります。鍵のコースだけは表示価格で完結しない点に注意してください。
技術修得(自由開業)コースの研修と価格
加盟せず技術だけを学ぶコースです。全7種から必要なものだけを選べます。
「便利屋の基礎」は単体での受講ができません(公式の注記)。このコースには電話での受付方法、受注の仕方、料金設定方法、一般雑用の作業方法と注意点、害虫駆除・不用品処分・庭の手入れ・引越しなどが含まれます。
ここで気づく点があります。エアコン全般・水廻りメンテナンス・鍵/セキュリティ・遺品整理の4つは、FC加盟店コースの研修オプションと同額です(110,000円・110,000円・165,000円・110,000円)。つまり追加技術の値段はコースによらず共通で、違いは「加盟するかどうか」に集約されます。
公式は技術修得コースについても「自己資金0円でどのコースも受講可!!」「全額ローンOK」と案内しています。
公式の収支モデルをどう読むか
公式の収支シミュレーションページには、めずらしく率直な前置きがあります。
誰もが儲かるわけではありません。ファミリーとして開業された方でも、年商500万円と売上げが低迷する方もいれば、年商1億円を超え、個人事業から法人に成長された方もおり、人さまざまです。
そのうえで「平均的なモデルケース」として2つのモデルが掲載されています。
注意すべきなのは、経費の内訳が公開されていないことです。商標使用料(月額50,000円・別途消費税)がこの「経費」に含まれているかどうかは公式に記載がありません。
仮に含まれていない場合、営業利益はそれぞれ60万円と85万円になります(単純に50,000円を引いた額です)。また2番目のモデルは「オーナー様1名+スタッフ」とされていますが、スタッフの人件費が経費60万円に含まれるかも記載がありません。含まれない場合の差はさらに大きくなります。
説明会では「この経費に商標使用料と人件費は入っていますか」を最初に確認してください。
開業までの流れ