加盟金・初期費用の内訳
公式の「加盟金・初期費用」に書かれている金額は次のとおりです(すべて税込)。
FC加盟料と初期お預かり金額を合わせると3,630,000円(税込)です(当編集部の計算。公式は合計額を示していません)。なお、下の注記にある「WEB集客の費用」は表に項目が無く、この金額に含まれるかどうかは公式に書かれていません。このほかに店舗取得費・物件施工費が別途かかり、公式は「物件の広さ・状態により変動するため、一律の金額はご提示していません」としています。トリミング台を追加する場合も別途費用です。
注意したいのは支払いの時期です。公式は「ONE LUKEパック(ドッグバス1台・トリミング台2台などの店舗備品)・HP・WEB集客の費用は、オープン準備のため物件確定前にご請求します」と書いています。物件が決まる前に支払う費用があるので、物件が見つからなかった場合の扱いを契約前に確かめておく必要があります。
ロイヤルティについて、公式は「このほかにロイヤルティなどの継続費用、契約期間・中途解約の条件があります。資料請求または個別説明の際に、書面で詳しくご案内します」としています。毎月の負担を含めた収支は、書面を受け取ってから計算することになります。
収益の一例と、その前提
公式は収益について、「立地・規模・体制で変わるため一律の数字はお答えしていません」としたうえで、開業6ヶ月目の一例として月商200万円・営業利益70万円、投資回収の目安2〜3年を示しています。あわせて「月商・営業利益・回収期間は一例であり、加盟時の収益を予測または保証するものではありません」と注記されています。
この一例の営業利益がロイヤルティを差し引いた後か、オーナー自身の給与を含むかは、公式ページに書かれていません。前提を置いた収支モデルは資料で書面にて案内するとされています。
公式が示すほかの数字は、開店2年目のリピート率84%(開店24か月目の店舗の中央値・2026年7月時点の自社集計)と、本部のWEB集客による新規来店が全店平均で月40人です。いずれも本部の自社集計です。
開業に必要な登録:第一種動物取扱業と動物取扱責任者
ペットホテルは、動物の愛護及び管理に関する法律で「第一種動物取扱業」の登録が必要な事業です(同法第10条。動物の「保管」を業として行う場合)。公式も「店舗ごとに第一種動物取扱業の登録と、動物取扱責任者の選任が必要です」としています。
同法第22条は、事業所ごとに「十分な技術的能力及び専門的な知識経験を有する者」の中から動物取扱責任者を選び、都道府県知事が行う動物取扱責任者研修を受けさせることを求めています。オーナー本人が資格を持つ必要はなく、公式も「オーナーご自身が資格をお持ちでなくても加盟いただけます」としていますが、要件を満たすスタッフを確保できるかは開業の前提になります。登録の申請手続きは本部が支援するとされています。
トリミングは雇い入れたトリマーが担当し、オーナーは店舗運営に専念する形が基本です。資格があればオーナー自身が施術に入ることもできます。
店舗数の推移と加盟者の顔ぶれ
公式によると、国内の店舗数は1年目(2023年)10店、2年目(2024年)37店、3年目(2025年)82店、4年目(2026年8月末)113店と増えています(各年12月末時点、2026年は8月末時点)。海外は2店舗です。2026年は8月時点で28店舗が開業したとされています。2025年末の82店から2026年8月末の113店へは31店増えており、新規開業の28店と3店合いませんが、差の内訳は公式に書かれていません。直営店と加盟店の内訳も書かれていません。
加盟者については、オーナーの97%が未経験から始め、27%が2店舗目以降を運営していると公式ページに書かれています(2026年の本部の自社調べ)。「個人・法人どちらでも加盟いただけます(現在は法人での加盟が87%です)」とも書かれており、実際の加盟者の多くは法人です。
本部のサポートと開業までの流れ
公式は、物件探し(市場調査のうえで本部が提案)、スタッフ採用(媒体選定から面接の同席まで)、集客と評判の管理(SEO・MEO・EPARKの運用)を本部が受け持つとしています。出店の可否は、飼育数・競合・世帯収入・ホテル利用率から3年分の収支予測を立てて判断するとされています。