当編集部で読み解くと、次の3点が分かります。
1. 金額は1年分と読める。 表に期間の単位は書かれていませんが、生徒40人で月謝の合計が11,107,565円なので、月の数字だとすると1人月約28万円になり、学習塾の月謝として不自然です。1年分と読めば1人月約2.3万円になります。地代家賃2,640,000円(月22万円の12か月分)とシステム費132,000円(月1.1万円の12か月分)も1年分の読みと合います(当編集部の読み)。この読みでは、生徒40人の営業利益5,323,898円は月にならすと約44.4万円です。
2. 教室長の人件費の行がない。 支出には講師給与・家賃・広告宣伝費・ロイヤルティなどが並びますが、教室長(社員)の人件費の行がありません(「その他」765,600円の中身は書かれていません)。同じサイトの「収支実績」の表には「人件費」が900万〜1,800万円で入っているので、収支イメージの営業利益は、教室長の給与を払う前の額と読めます(当編集部の読み)。オーナー自身が教室長を務める場合は、ここから自分の生活費をまかなう形になります。
3. 講師給与は売上の約4分の1。 生徒40人の段では講師給与4,316,197円が収入合計17,545,517円の24.6%で、広告宣伝費とロイヤルティも売上に比例して増えます(当編集部の計算)。なお100人の段は、収入の内訳(入会金・月謝・講習料・その他)を足すと45,791,177円で、表示の収入合計44,791,177円と100万円ずれています(当編集部の計算)。
公式は「※上記の収支モデルは参考資料であり、記載されている数値は加盟契約上保証されるものではありません。」「※上記の収支モデルは初年度を含めた経過年数収支シュミレーションではございません。」と注記しています。開校直後の数字として示されたものではないと読めます(当編集部の読み)。
収支実績は複数教室のオーナーの合計
公式の「収支実績」は、4人のオーナーの数字を「2022年4月月謝」「2022年度売上見込」とともに載せています。教室数は3〜6教室、1教室目の開校からの経過は3年〜10年で、利益(売上合計−支払合計)は約1,100万円〜約5,707万円です。いずれも複数の教室を合わせた数字で、2022年時点の実績なので、1教室で始める人がそのまま目安にできる数字ではありません。
講師の採用と本部のサポート
講師は、トライグループの33万人以上の講師データベースから紹介を受け、オーナーが面接して採用します(開校までの流れのページは「家庭教師のトライの登録している全国10万人以上の講師」と書いており、数字がそろっていません。10万人がいつの時点の数字かは書かれていません)。公式は、一般に講師1名の採用に約10万円かかるところを約3万円まで抑えているとし、講師の給料は単元ごとに支払う仕組みだとしています。
入塾の問い合わせや面談の手配などの電話対応は本部のコールセンターが行い、開校後3ヶ月は特に手厚く経営アドバイスや生徒獲得の支援を行うとされています。
開校までの流れ
公式は、申込から開業までを「最短2ヶ月」としています。